くらしのデザイン室⑯『ゆったりとした極上の空間を、ほっこりと。』

> 2013年 4月30日  P81掲載 (連載16回目)
 ・ リヴァープレス社
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。VOL.26』 

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くらしのデザイン室⑯
“ ゆったりとした 極上の空間を、ほっこりと。 ”

コンパクトでシンプルな住まいだけど、いくら暖房をつけても寒すぎて、結露に悩まされて、もうこれ以上住んでいくのは無理!せっかく建てた家が温熱環境の考えられていない住空間になっていた。だから、今度は寒くない家、結露に悩まなくっていい家に住みたい! そんな思いを受け止め、ずっとゆったりと過ごせる空間を一緒につくることにしました。
 そこが今回のお話の住まいです。

≪玄関ポーチ≫
庄内特有の地吹雪は、冬の風物詩。そんな外から帰ったら、まずポーチでひと心地。風除室になっているから外部の寒さをシャットアウト。羽目板の内装仕立ては、訪れる人も癒してくれます。シャンパンゴールドの親子玄関ドアと木目のコントラストもいい感じ。床のセンタータイルもおしゃれなアクセント。

≪玄関&ホール≫
ゆったり広々玄関は贅沢な空間。正面の壁にアーチラインが効いていて、そのセンターにはラッセンの絵画がおもてなし。ホールとの段差がないので家のなかはすべてバリアフリー。もしも将来、車椅子になっても自立して生活できます。玄関脇にはコート掛けと靴棚がさりげなくセッティング。もちろん、冬は玄関タイルのなかに埋設してある温水暖房でヌクヌク。灯りがなくても“温かさのおかえりなさい”は、たまりません。しかも、ぬれたコートも冬靴も自然に乾きます。

≪L.D.K≫
L・D・Kは19帖もの大空間。しかも、リビングは吹き抜けになっているのでそれ以上のゆとりを感じます。そんな大空間なのに、寒くないってすごいことだよね。遊びにくるお友達からも大好評、間違いなし。もちろん、対面キッチンだから準備も片付けもみんなと一緒にワイワイガヤガヤできます。

≪水廻り≫
まるでホテル仕様のように、洗面化粧台とトイレが一緒のドレッサールーム。脱衣室の側に機械室が併設してあるので、洗濯したものを排熱利用で乾かせます。物置は外への出入り口も設置してあるので、分別ゴミの整理もゴミ出しも楽ちん。

≪寝室≫
リビングとの間仕切りはカーテンだけ。いつもはオープンで、人がきた時や寝るときだけ閉めるので換気も空調も一体でコントロールできますね。

≪ロフト≫
寝室の上は、季節の物やら何やらの収納スペース。寒くもなく暑くもないのでそれ以上、多目的に使える空間です。

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冬になれば寒いのも結露するのも当たり前なんておかしい。本当は異常なことだと気付き、そんな悩みのない冬を楽しく過ごせて、空間をまるごと使える住まいづくり。温度のバリアフリーは当たり前の装備になってほしいですね。
余談ですが・・・私が初めて手書きのプランを描いたのは、このお家です。すごくわかりやすい。と褒めてもらえたのでその気になって、いまも続けています。
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by shinwasouken | 2013-05-09 15:07 | 連載-家と人。
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あなたの住まいを一緒に育てたい


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