くらしのデザイン室⑦『大自然の中でのびのびと・・・』

> 2008年 10月31日  P47  掲載 (連載7回目)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.17 
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くらしのデザイン室⑦
『大自然の中でのびのびと・・・』

 日本海を望み、川と森がすぐ側にある高台の住宅。そこが今回のお話の住まいです。

 子供たちを自分が住んでいた自然いっぱいの土地で育てたい。もちろん、住まいも自然素材をふんだんに使い、手作り感あふれる寒さ知らずの家を大工さんから造ってもらいたい───。

 スクラップブックいっぱいに希望のイメージをまとめ、3歳の男の子と1歳の女の子を連れ打合せに。お昼にハヤシライスを作ってご馳走してあげたら喜んで食べてくれたのだが、次の打合わせの際にも、ハヤシライスがあると思っていて、『食べに来たのに・・・』と泣かれてしまった。そんな家族ぐるみの和気藹々とした中、楽しい家づくりが始まった。

≪玄関ポーチ≫
 玄関ドアはスウェーデン製の木製断熱タイプで寒さをがっちりガード。ポーチと下屋上の外壁をレッドシーダーの羽目板でアクセント。まわりの自然とも調和しお客様をおもてなし。山小屋に遊びに来た気分。

≪L.D.K≫
玄関正面のリビングは、掘りごたつが設置してあるから家族みんなの集合場所。窓側の壁面全体が造り付けの収納棚とカウンター。大容量がうれしい。子供たちの成長記録のアルバムもいっぱい置いてあるから、すぐ手にとって思い出話に花が咲く。両サイドにはキッチンと和室が続いていて、いつもみんなの気配を感じていられる。

≪和室の続き間≫
玄関からすぐ左手、お客様を通すことが出来るので客間としても利用。いつもはリビングとの続き間としてフル活用。寒くないから、どこでも使えるのがうれしい。子供たちのお昼寝には一番の場所。

≪階段&ホール≫
 階段は、玄関の吹き抜け空間と一体なのでゆったりとした広がりを感じることが出来る。階段下は、玄関側とトイレ側からとの収納があり、それぞれのこまごまとした物を入れておけるので、とっても便利。

≪水周り≫
 キッチンの脇と吊戸のスペースは作り付けの収納。扉が無いので見せる収納で整理。キッチンの足元の窓は夏に涼しい風を運んでくれる。洗面所、浴室が隣接しているので家事動線が使いやすい。夏の海水浴シーズンは、裏口からすぐお風呂に直行。2階ホールに洗面台があるので、子供たちの急な発熱や掃除の時などいちいち下に降りずに作業できるのが、うれしい。

≪2階の部屋≫
 将来、3部屋に仕切ることが出来るように設計。もちろん、寒く無いから天井も仕切りの壁もない。いまは家族みんなで好きなように使っちゃおう。

≪小屋裏部屋≫
 子供たちの遊び場。壁の厚みを利用した棚には、フィギアがたくさん並んでいる。ウルトラマンや仮面ライダーなどなど。自分たちの目線の棚だから自分たちで片付けられる。床は、ネダレス仕上げ。だから、乗り物の車でガリガリもヘッチャラ。元気に遊んで大きくなぁれ。

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# by shinwasouken | 2008-10-31 16:00 | 連載-家と人。

取材を受けました。

・ 新建ハウジング
・ 日本住宅新聞
・ 鶴岡タイムス
・ デザインD&Dデータ
・ PVC NEWS
・ Kawamoto NEWS
・ アイン企画 山形増改築の本
・ 山形新聞社

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> 2010年 10月20日 掲載 (取材) 
 ・ 新建ハウジング   vol.529  15面

   変えよう! ニッポンの家づくり 
   エコ 【 断熱改修 】
 〓 全面解体しない断熱改修でも  
   隙間0.7c㎡/㎡の高気密  蓄積した技術情報を積極的に公開 〓



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> 2010年 9月  №74 掲載 (取材) 
 ・ インフォメーション2 

 〓 快調、住宅エコポイント。  
   エコリフォームが加速  
   山形県鶴岡市でも 「塩ビサッシで断熱改修」。利用者から喜びの声 〓



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> 2008年 7月20日 掲載
 ・ 新建ハウジング   第2部 特集 
   変えよう! ニッポンの家づくり 
   2008 がんばれ 地場工務店

 〓 大工集団の技術力を住み手目線で発揮する  
   雪国の暮らし変える断熱リノベーション 「冬寒くない家をつくりたい」 〓


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> 2007年 3月 5日 掲載
 ・ 日本住宅新聞   第1395号 
   私の工務店経営

 〓 誰もが心地よく暮らせる家を真剣に追求し提供  
   平均年齢33歳 若い工務店 独立独歩の家づくり 〓



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> 2007年 2月 5日 掲載
 ・ 日本住宅新聞 D&D(design&data)   第1391号 
   特集 開口部の意匠性と機能性を考える
   工務店・設計者が樹脂や木製の開口部を選ぶ理由

 〓 “ 一軒まるごと寒くない家 ” に樹脂サッシは不可欠 〓 


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> 2005年 8月 5・15日 掲載
 ・ 日本住宅新聞   第1317号
   住まい  山本里見③
 
  健康を回復させた工務店と設計事務所はホームドクター
   『子供に元気をもたらす診療所』

 〓 いたる所に患者の気持ちを和らげる工夫.泣く子供が減った。
     設備の全てが子供中心寸法に。学ぶことが多かった診療所建設 〓



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> 2005年 4月28日 掲載
 ・ アイン企画  
  山形増改築の本  マイリフォームブック 2005
  Zen(前) < Go(後) 創刊号 vol.1

 〓 水周りを快適にしたいと持ちかけた相談
      将来を考えて賢く全面リフォームに 〓



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> 2004年 6月15日 掲載
 ・ 日本住宅新聞社  第1260号
   金のなる木を 育てている工務店
 
 第6回全国健康住宅サミット 岐阜大会
  分科会概要紹介
 
 『古い家でも断熱リフォーム』
  〓 お客様の暮らしをともに考える家づくり 〓



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> 2004年 6月 1日 掲載
 ・ 鶴岡タイムス社  鶴岡タイムス 
   企業経営 ・ 発想とこだわり

 『一緒に住まいを育てたい』
   〓 外張り断熱でリフォームも 〓



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> 2004年 3月25日 掲載
 ・ 日本住宅新聞社  第1246号
   金のなる木を 育てている工務店
   山本 里見レポート

 『未完成で引渡し、その後一緒に創る』
 『楽しくなければ、いい仕事が出来ない』
   〓 一連の作業を自覚させ、工期短縮に・・・。 〓



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> 2004年 3月    掲載
・ オール電化の家づくり物語 vol.2
   山形新聞社企画 ・ 製作

 『木のぬくもりと強さを生かしたオール電化の住空間』


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> 2003年 9月17日 掲載
・ Kawamoto NEWS №171
   納入先訪問記 ③ 

    雨水利用装置 カワ太郎

 『より付加価値のある家創りに雨水利用を新たに提案』
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# by shinwasouken | 2008-05-28 17:58 | 取材(住まい・環境・エコ)

くらしのデザイン室⑥『昔ながらの心地良さを・・・(猫と共に)』

> 2008年 3月20日  P47  掲載 (連載6回目)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.16 
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くらしのデザイン室⑥
『昔ながらの心地良さを・・・(猫と共に)』

 1階の続き間なんと30帖以上、高台の和風住宅。そこが今回のお話の住まいです。

 きっかけは、創業当初に建てさせていただいた施主さんから『実家も建てたいと考えているので、相談にのってほしいんだけど・・・』という依頼から。

 現代和風で親戚がお盆や正月に帰郷した際に懐かしさの残る、それでいて昔の家みたいに寒くなくて、どこに居ても快適で猫も心地良くくつろげる家が良い、とのこと。

 現場を確認すると、高台で庄内平野が一望でき出羽三山が見えるという立地条件だった。この素晴らしさを訪れる人たちに楽しんでもらえるように、そして、飼っている猫3匹が楽しく家の中を遊びまわれることをプランに組み入れた。

≪玄関≫
 玄関を開けると正面には8寸角のエンジュの大黒柱と飾り床が来た人をゆったりとした和風空間で包み込み、思わず玄関で話が弾む。玄関が広すぎるように感じるが、土間に埋設された温水パイプの効果で玄関そのものが暖房機の役割となり、外気の寒さを家の中により取り込まない工夫がある。玄関ホールの床材、無垢材のヒノキの感触が心地良い。素足でいたい気分にさせてくれる。

≪D.K≫
窓から季節の移り変わりを感じながら、朝から明るい家事が出来るキッチン。勝手口からは畑が近いので食材を簡単に確保に行ける。そのうえ猫専用の出入口があるのでいちいち戸の開け閉めをする煩わしさがない。

≪和室の続き間≫
 茶の間と座敷と寝室の3部屋が続いている。何かあれば続き間なので祭事も自宅でできる。茶の間と座敷の南側には庄内平野と出羽三山が一望できる9尺間の掃き出し窓が2連であり、どこに座っても大自然を満喫できる。茶の間の上は吹き抜けになっていて梁の上を猫達が好きな様に往来している。漆喰の真壁づくりも和風づくりには欠かせない。寝室としての調湿性にも一役かっている。

≪階段&ホール≫
 階段は、ゆったりとした幅で一段一段の蹴上げの高さも低く昇り降りに便利。2階のホールは正面にFIX窓があり、まるで一枚の絵が貼ってあるように庄内の季節を楽しませてくれている。温度差を感じないので吹き抜け空間があっても全然平気。階段下は、床下点検口を兼ねてはいるが、広々収納空間が設けてある。

≪水周り≫
 キッチンと洗面所、浴室が隣接しているので家事動線が使いやすい。洗濯したら、すぐ干せるのも便利。作業中の来客にも行き来が簡単。

≪ボイラー室≫
 暖房用のボイラーを家の中に設置。海風が山を越え、寒暖の影響があるので室内置きは塩害と凍害防止による耐久性や外気温で左右されない効率性、排熱さえも利用できる経済性と効果絶大。洗濯時に毎日確認できるから安全性もバッチリ。

≪小屋裏収納≫
 下屋利用で収納力抜群。大きな洗濯物はこの中に干しても大丈夫。24時間換気がきちんと出来ているからどこに干しても平気ってこと。

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# by shinwasouken | 2008-03-31 16:00 | 連載-家と人。

くらしのデザイン室⑤『いつも青空の見える家』

> 2007年 9月20日  P47  掲載 (連載5回目)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.15 
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くらしのデザイン室⑤
『いつも青空の見える家』

 42坪の2階建て、小屋裏の高窓がアクセントの住宅。そこが今回のお話の住まいです。

 通勤時に見かけることの多かった施主さんの奥様に『毎日、歩いての通勤だけど、どこから歩いているの?』と窓口で声を掛けたのが、きっかけでした。

 もうすぐ彼と結婚することや結婚したら家を建てたいことなど相談を受け、まずは勉強のつもりで自分たちの建てている家を見てみたら・・・とお誘い。資金計画やシュミレーションを行い数年後に家を建てることを計画。出会ってから2年後、縁あって実家の近くの土地が決まり、家を建てることになりました。

≪玄関とホール≫
 安定した北側の光が入り、広々とした空間。収納力たっぷりの玄関収納があることで玄関はいつもすっきり。土間には温水パイプが埋め込まれ、外気の寒さを家の中に取り込まない暖房機としての役割と、雪で濡れた靴やコートを知らないうちに乾かしてくれる乾燥機としての役割を担っている。

≪L.D.K≫
 東南の角で暖かな日差しいっぱい。窓も大きく開放的。その上、吹抜けもあり、見上げると青空が・・・。天気の悪い日でも居心地がいい場所になる。隣り合わせの和室も利用し友人達が集まり、みんなでワイワイ、ガヤガヤ楽しい時間を過ごす。和室の押入れだって階段下のスペースを有効利用だからワイドサイズ。

≪浴 室≫
 ゆったり広々1.25坪のお風呂。家族仲良く入るもよし。一人ゆったりと入るもよし。一日の疲れがとれますね。

≪洗面所≫
 ホールに洗面ユニットを設置。帰ってきたら、すぐ手洗い。お風呂に入る人と重なり合わず気を使わずに使えて便利。歯みがきもみんなでかわりばんこが楽しい。2階にもホールに設置。掃除や観葉植物の水やり、子供が小さいと夜中に具合が悪くなって熱を出しちゃった・・・なんてアクシデントにも便利。

≪寝 室≫
 フリースペースの寝室の壁は、ホルムアルデヒドを吸着するというハイクリンボード仕上げ。生活の中でどうしても出てしまう不具合も上手に解消。

≪ファミリーホール≫
 東側の高窓から朝日がのぞいたら元気に起きて、夜は夜空の星座でも楽しんで・・・。外張り断熱住宅だからできる特典の壁厚利用の収納もいっぱい。将来は家族の生活に合わせ上手に部屋を区切ることも可能。未完成だからできる楽しみ。

≪外物置≫
 家中の温度差が少なく温熱環境がいいので冬の生鮮食料品の管理がちょっぴり不便。そんな時にバッチリ、カバーしてくれるのが建物外皮の外部分。ただし、夏は外気温に近いので季節に合わせた利用を考えないとダメだよ。

 どんなにいい設備やいい住環境を整えても住む人の住みこなし方ひとつで良くも悪くもなるから、一緒に大事に育てていきたいよね。家族の成長とともに・・・。

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# by shinwasouken | 2007-09-20 16:00 | 連載-家と人。

くらしのデザイン室④『三世代で住む、和風モダンの空間』

> 2007年 3月20日  P47 掲載 (連載4回目)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.14 
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くらしのデザイン室④
『三世代で住む、和風モダンの空間』

 53坪の2階建て、現代和風住宅。そこが今回のお話の住まいです。

 きっかけは、施主さんの奥様とお母さんから『家を見てもらえないかしら?』との要請。築30年以上、住宅全体の老朽化と水周りの不便さ、子供たちが大きくなってきたことで部屋が必要になることや茶の間の天井に穴が開いて小さなネズミが顔を出したことなどが重なり、これ以上いろいろな不安に怯えるのは嫌だったからとのこと。

 家に居て長い時間を過ごす女性にとっては悲痛な叫び。さっそく家を見に行った。とかくお父さんたちは外で働いている時間が多いため、住環境の不便さに気付いてくれない。だから気付かせてほしいと・・・。現状を一緒に確認し、このままではいけないことをお父さんにもわかってもらい工事に入ることになった。地盤もかなり弱かったため、最初の段階で地盤改良を行い安心できる地盤を確保の上、建物の建築に移行した。

≪玄関≫
 明るく広々とした和風空間。正面にお手洗いがあるが飾り棚の影となり、出入りに気を遣わずにすむ。家の人達専用の出入り口があるため、玄関はいつもすっきり、きれいになっている。その土間の中に温水パイプが埋め込まれ玄関そのものが暖房機の役割となり、外気の寒さを家の中により取り込まない工夫があるので、茶のみ話に花が咲く。

≪L.D.K≫
 東南の角で暖かな日差しいっぱい。吹抜けもあり、開放感たっぷり。居心地がいい場所に家族が集まる。時には、和室に転がったりソファでくつろいだり、家族それぞれが思い思いに時間を楽しむ。どこにいても家族を感じていられる。

≪畳の階段≫
 センターにある階段の踏み面は畳で出来ている。和風であれば畳の階段も粋じゃないかと職人と一緒に創り上げた。おかげで階段の昇り降りの音も気にならない。踊り場のスペースにベンチを配置。2階のホールの窓から星空を眺めたり、子供たちの遊び場としても活用されている。

≪和室の続き間≫
 昔ながらの床の間と現代風の曲線を生かしたデザイン障子。寝室を兼ねながらだが、何かあれば続き間なので祭事も自宅で出来る。南北の窓を開けると心地良い風が家の中を通り抜ける。漆喰の真壁づくりが寝室としての調湿性にも一役かっている。寝室側出入り口の開口も幅広のため、荷物の出し入れ等にとても便利。

≪水周り≫
 家事をするための動線を考えての配置。料理をしながら洗濯も、その上お風呂の準備と、縦のラインで無駄なくスイスイ。女性は“ながら作業”が上手なのだ。

≪ファミリーホール≫
 無垢材を使用し山小屋風に。小屋裏空間も使っているから広々と明るく楽しい空間。壁厚を利用した収納棚はロボットのフィギアや絵本などがさり気なく飾れ、“見える収納”として片付けにも工夫しやすい。

≪小屋裏収納≫
 1階の小屋裏部分は、2階の床と段差無く広々たっぷり収納スペース。季節の衣替えや節句の小物。ホールからも寝室からも出し入れ自由なのがうれしい。

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# by shinwasouken | 2007-03-31 16:00 | 連載-家と人。

くらしのデザイン室③『温度のバリアフリーを求めて・・・』

> 2006年 9月20日  P47 掲載 (連載3回目)
 ・ リヴァープレス社  
   すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.13 
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くらしのデザイン室③
『温度のバリアフリーを求めて・・・』

 45坪の平屋建て、山裾に建つ和風住宅。そこが今回のお話の住まいです。

 きっかけは、共に家づくりに参加してくれている空調システムの業者さんから『今年は、我が家を創ってもらえる時間ありますか?』との突然の依頼。

 驚いて『うちの会社でいいんですか?』と聞き返すと、数年前にお父さんが突発的に病気になり、現在は元気になったが、心臓に負担をかけられないので温度差のない家を創りたいのだという。しかも、自分自身が空調システムで試したいこともあるので一緒にやってほしいとの事。快く受けさせてもらった。

 昔、東京の大きな工務店で建築の仕事に携わっていたことのあるお父さん。プランは自分でしてみたいということだった。出来上がるのを待っていたが、なかなか提案されない。時間も迫ってきたので、プランの出来ない理由を思い切って聞いてみたら『温度差がない家を創ったことが無いので、戸惑っている』とのことだった。それならばと希望を聞きながらプラン作りを始めた。

≪玄関≫
 ゆったりとした和風空間。窓には建具職人こだわりの格子細工があり、華道の師範の資格を持つお母さんが四季折々の花で来る人を迎える。玄関が広すぎるように感じるが土間の中の温水パイプの効果で玄関そのものが暖房機の役割となり、外気の寒さを家の中により取り込まない工夫がある。

≪L.D.K≫
 親戚が多く、人が集まる事を楽しむために開放感たっぷり。みんなでワイワイ。何の隔たりも無いから好きな場所で思い思いに・・・。宿泊時もどこでも好きなところに布団を敷いてお休み下さい。

≪和室の続き間≫
 昔ながらの床の間や障子や縁側。寝室を兼ねながらだが、何かあれば続き間なので祭事も自宅で出来る。まわりの木々が木漏れ日や日陰をつくり、心地良い風が家の中を通り抜ける。漆喰の真壁づくりが寝室としての調湿性にも一役かっている。

≪洋室≫
 アウトドアが大好きだから、無垢材を使用し山小屋風に。壁厚を利用した収納棚は単行本やCDなどがさり気なく飾れるオシャレ感たっぷり。

≪水周り≫
 寝室の側に洗面台とトイレがあり、夜間に負担がかからず用を足せる。
室内環境が快適なので、洗面台は廊下に。お風呂を使う人と重なり合わず便利です。

≪ボイラー室≫
 給湯と暖房用のボイラーを家の中に設置。海風が山を越え、寒暖の影響があるので、室内置きは、塩害・雪害防止による耐久性や外気温で左右されない効率性、排熱さえも利用できる経済性と効果絶大。洗濯時に毎日確認できるから安全性もバッチリ。

≪外物置≫
 畑で取れた野菜を漬物にしたり、食料品を必要な分ストックできる食品庫は建物外皮の外部分。夏暑くて、冬寒い。その温度差は有効に活用できる。

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# by shinwasouken | 2006-09-30 16:00 | 連載-家と人。

くらしのデザイン室②『四季折々の和庭園を楽しみながら・・・』

> 2006年 3月20日  P51 掲載 (連載2回目)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.12 
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くらしのデザイン室②
『四季折々の和庭園を楽しみながら・・・』

 街なかなのに、ほっと癒される和庭園の似合う家。そこが今回のお話の住まいです。

 きっかけは、出会いから1年後の1本の電話。「話を聞かせてほしい!」。

 初めて出会ったのは、息子さんたちと当社の“完成建楽会”に立ち寄ってくれた時。吹き抜けや畳の階段など、今までに無い斬新なプランに関心を持っていただき、お近づきになった。

 私も積極的な営業はしていなかったが、完成建楽会があるたびにハガキでお知らせしていた。いつも、コンスタントにご案内していたことで忘れずにいてもらえたのだろう。建て替えということで設計
士といろいろ相談していたようだが、なぜか何か引っ掛かりがあったようで電話をくれたのだった。

 たくさんの質問に関していろいろと答えていくうちに、私たちと一緒に創り上げていくことを選んでくれた。

 家族で大切にしている和庭園。それを四季折々で楽しみたい。その楽しみをより活かせるプランニング。みんなが集まる場所から必ず見える、家族が愛しんでいる和庭園。優しい時の流れがたまらな
く心地良い。

《玄関》
 玄関を入り、ホールの先に和庭園がさりげなく見える。玄関収納のカウンター上や玄関内のベンチ、玄関ホールの飾り床など、所々に四季折々の小物がさりげなく釆た人を出迎える。上品な趣きを感じられる空間。心地良い。

《玄関脇の洋室》
 お祖母さんの部屋は、表通りや家族の気配が感じれる様に。北東の安定した採光や室温は、身体を休ませるのに適当な場所。

《リビング&和室》
 温度差が無いから玄関ホールからリビングは建具が無い。廊下さえもリビングの中に取り込まれて大空間となっている。続き間の和室は建具が引き込みとなり、さらに開放感たっぷりである。和庭園を楽しみながら話がは
ずむ。

《二階寝室とホール》
 足ざわりの良い無垢のフロア。無垢だからこそ不揃いで多少反りがあるが、そこが本物。はき出し窓からは1階では楽しめない角度の和庭園がみえる。その醍醐味がこの部屋の特権。快適な家だからホールは書斎スぺースで活用。

《階段下納戸》
 2階の踊り場下を有効に利用し、ボイラー室兼ランドリー室。排熱さえ無駄なく活用。省エネでエコロジカルな上、乱雑さまでスマートに収納できる優れもの。

《和庭園》
 庭木はご主人が手入れをしながら楽しみ、草花は奥様が担当。年に数回の旅行の度に、庭に植えるものを「つい、買ってきてしまうの」と楽しく話す。家族の優しさが住まいにも和庭園にもひろがっている。だから訪れた人が時間を忘れ、優しさに包ま
れる。家のたたずまいをより大きくしてくれているそんな存在感。日本の四季の移り変わりとその時々の大切さを教えてくれている気がします。

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# by shinwasouken | 2006-03-31 16:00 | 連載-家と人。

くらしのデザイン室①『四角じゃなくてもいいじゃん。』

> 2005年 8月10日  P49 掲載 (連載開始)
 ・ リヴァープレス社  
  すこやかな暮らし発見、岩手から。 『家と人。』 VOL.11 
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くらしのデザイン室①
『四角じゃなくてもいいじゃん。』

 川の側の行き止まり。しかも異形な土地。そこが今回のお話の住まいです。きっかけは…。

 「家を建てたい!」

 1つ下の高校時代の後輩が、突然私に言った。この業界に入って7年。友達の家に彼女が遊びに釆ていて「先輩ですよね」と言われてから5年。何もそんな素振りなどなかったのに。

 「えっ」と驚く私に、「私も35歳だし、建てるなら現在しかないのかなと思って」と。

 彼女は3姉妹の長女。次女は嫁ぎ、三女は独立し、家を出た。築30年。お母さんが頑張って15年前に購入した中古住宅だったが、なかは暗くジメジメしていた。5年程付き合っていたが、家を訪れたの
は、建てるという決意を聞いてから。お父さんを早くに亡くし、女手一つで3姉妹を育てた母へ娘が恩返しをしてあげたかったのだろう。すごい決意だと感心。だからこそ家に居るのが楽しい、明るい、
使いやすい住まいを一緒に創りあげたいと思った。

 自分がその家の主婦になった時に、快適に過ごしたい・・・が、私のプランの基本。

《玄関》
 その家の顔となる。玄関だけで帰る訪問者もいる。だからほんの少しゆとりがほしい。季節のちょっとしたものを飾れる壁厚利用の正面棚とベンチ。外仕事の合間に休みながら玄関先のお茶のみ話も楽しい。家にあがらなくてもあげ
てもらった気持ちになる。

《玄関脇の和室》
 お母さんの部屋は、帰りのまちまちな娘の気配が感じられるように。リビングでの物音が何気なく感じられる様に。家族の気配が感じられる方が温かい。

《洗面台》
 脱衣室より出してみる。朝、顔を洗う時も洗濯や朝シャンも脱衣室でぶつからない。夜のお風呂も歯みがきも問題ない。友達が来たってへっちゃら。キッチンや脱衣室内の乱雑さを気にして慌てなくても済む。

《建具》
 高断熱・高気密住宅は閉めなくて良い。その方が換気も空調もコストも便利。トイレや寝室。物置など必要な所にだけあれば良い。あるのが当たり前でなく、無いのが当たり前。どーしても必要な時は、後付け。きっといらないよ。

《収納》
 楽しむ。詰め込む収納なんてナンセンス。見せる収納は片付けが楽しくなる。センスもみがける。レイアウトも簡単に出来る。使える空間はたっぷり。

《庭》
 川の水や換地を利用しながら畑を作っていたお母さん。身体が弱く家に居ることが多い。だから川をながめ、いままで以上に自分の作った畑の実りを見て楽しめるように。すぐ庭に降りて食材を採りに行ける。自生の蕗やなし。無花果。畑のナス、ピーマン、ししとう、玉、じゃが芋、トマトに胡瓜。お父さんの仏壇に供える季節の花々。ガーデニングではなく、生活の必需品を作る。

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# by shinwasouken | 2005-08-31 15:44 | 連載-家と人。

オール電化リフォーム +断熱リフォーム

> 2005年 4月28日  P40/P41 掲載
 ・ アイン企画  
  山形増改築の本  マイリフォームブック 2005
   『Zen(前) < Go(後) 創刊号 vol.1』
美しく住み継ぐ家。 豊に生き返る家。

特集◎オール電化リフォーム +断熱リフォーム
 愛着はそのままに、新築に迫る快適を実現。 

     〓 水まわりを快適にしたいと持ちかけた相談
           将来を考えて賢く全面リフォームに 〓

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【Data】
・鶴岡市/Oさんのお住まい ・築年数:27年 ・家族構成:夫婦+子供2人
・リフォーム面積:127.4㎡ ・工事期間:3ヶ月 ・リフォーム費用:1,800万円

水まわりの不便を解消したいと始めたリフォームプラン。ところが、無駄な空間や雨漏り、白アリなど問題続出。目先の便利さの追求だけではもったいないと全面リフォームへと変更。

◎オーダー
①将来の高齢化に備えて夫婦の寝室を1階にしたい。
②家族やお客様との会話が弾む対面式キッチンにしたい。
③将来の2世帯同居にも対応できる間取りにしたい。

◎プラン
①ほとんど使われていなかった和室をなくして寝室スペースを確保。
②流し台の向きを変え、家事動線もスッキリの対面式キッチンに。
③2階の廊下をなくして2部屋+ホールとし、将来的には3部屋にも。
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暮らしやすい間取り、
冬の心地よい暖かさなど新築時以上の感動と満足。


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1階
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2階
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◎念入りに行われた内部改修
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外の木製フェンス下にも白アリを発見。一斉駆除により一安心。
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長期的に安心して住めるようにと、鉄骨の梁で補強し、建物全体の「たわみ」を解消。

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断熱と雨漏り対策を兼ねた屋根の改修。屋根板、断熱材、通気層など、何層にも重ねて。

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2階は廊下をなくすことにより、居室が広くなり、将来的には、ホールを居室にすることもできます。

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# by shinwasouken | 2005-04-28 16:00 | 掲載-Zen(前) < Go(後)

オール電化の家づくり物語

> 2004年 3月     P5 掲載
・ オール電化の家づくり物語 vol.2
   山形新聞社企画 ・ 製作

『木のぬくもりと強さを生かしたオール電化の住空間』

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# by shinwasouken | 2004-03-03 13:58 | 掲載-オール電化の家づくり物語
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あなたの住まいを一緒に育てたい


by shinwasouken
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